「言葉だけの映画館」


   映画は、数多くあります。そしてジャンルも幅広ければ、取り上げているテーマも様々です。
   でも、内容とは別に、見ているだけで、ふと、心の中に何かを感じさせるときがあります。
   映画を見た感動から始まる、新たな思い、そして広がる空想の世界・・
   そんな思いを「言葉の映画館」として書いてみました
   お気に召すでしょうか・・・

   第1回上映作品 「グッドモーニング・ベトナム」 から

   こんなタイトルの映画ご覧になった方おられますか?
   ご存じの方は、相当な映画ファンじゃないでしょうか(笑)

   ベトナム戦争の初期、まだ親切な(?)アメリカが支援として軍事介入を始めた頃のお話
   在ベトナムのアメリカ軍放送局にとびっきりのユーモアを持ったDJが赴任してきた
   そして、それまでの四角四面のニュースや何の刺激もない音楽を放送する軍放送が、
   一夜にして、兵士達の関心を集める放送に変わった!
   少しきわどい話しもあるけど、兵士達が感じている不満をユーモアの中に織り込みストレートに喋る
   そして、そのテンポの良さに、兵士達は、笑いと元気を取り戻す・・・
   しかし、そんなユーモアを理解しない上司は彼を飛ばしてしまおうと画策する
   そして、ついにベトナムを去らざる得なくなったが・・・

   あらすじはこんなところですが、初めてこの映画を見たとき、不思議な感動を覚えました
   何故かというと、ベトナム戦争を扱っていながら、戦争批判を表に出さずに
   人間の人間らしさを表現することで、映画全体で戦争のばかさ加減を表していたからです
   特に、戦場に向かうアメリカ兵が、主人公のDJのユーモアを通じて元気になる姿は
   これこそアメリカ人がいつも持ち続けている「アメリカ人気質」だと思いました。
   映画には描かれていませんが、彼が去った後には、泥沼化した戦争がありました
   兵士は陽気な「アメリカ人気質」を失い、そして泥沼化する戦争に飲み込まれる・・・



   アメリカ人の本質的な陽気さは、伝統的なヨーロッパの国々などからばかにされることも
   あるようですが、ぼくは好きです。
   どんな辛いときでも暗くならずに「頑張れば、何とか良くなるさ」という楽観的な明るさで立ち上がる
   そんなアメリカの強さが好きです 
   そこには、自由というものをみんなが大切にし、それをみんなで満喫している喜びがあるように思います
   ただ、あの戦争の時は、その陽気さが一時的に失われましたが・・・

   現在アメリカ経済はとても繁栄してるように思われます
   また、ITの分野でも進歩の先頭を切っています
   それはそれでとってもいことだと思います
   ただ、繁栄に酔いしれるとき、何かしら人たちは自分自身を見失うときもあるように思います
   あの大恐慌の時代まではいかなくても、何らかの反動があるのではと思います
   でも、もし、そんな時代が来て、アメリカが不景気になったとしても
   そんなことを忘れさせ、明るく立ち上がる映画が出てくるでしょう
   もしかしたら、マトリックスの続編のようにAIと戦い、機械を越えた社会を築く映画かも・・・(笑)
   IT時代にどんな映画が出てくるわかりませんが、
   いずれにしても、そんなアメリカの明るさを出す映画がいつまでも見られることを楽しみにしています

   エピローグとしてですが、「グッドモーニングベトナム」の中で、ルイ・アームストロングの歌が
   流れるところがありました
   私は、とても感動したのですが、皆さんはいかがでしょうか・・・



   
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