ステロイド剤の副作用って?
長期に渡り、外用ステロイド剤(塗り薬)を使用した際のの副作用
<皮膚組織の破壊>
・酒差様皮膚症、赤ら顔など赤みを帯びた皮膚になる
・てかてかと光沢のある皮膚になる(皮膚の結合組織が萎縮するため)
・皮膚が薄くなり、表面はチリメンじわのようになる。
・ステロイドの多用が続くと、皮膚はまるで象の肌のように硬くなり、
水分を失うと皮膚はひび割れた状態になる。いわゆる皮膚の肥厚だ。
・長期に渡ってステロイドを使用した皮膚が黒ずんでくる、いわゆる色素沈着。
(ステロイド剤はホルモン剤のため、やがて皮膚下のメラニン色素を増やすことになるため)
・脱毛症。頭髪や眉毛が抜け落ちてしまう。
<ホルモンのアンバランス>
・血糖値の上昇。
・生理不順や生理が止まることも。
<その他の副作用>
・筋肉のタンパク質が減少し、体力の低下をもたらす。
(ステロイド剤が持つタンパク質異化作用、カリウム排出促進作用による)
・皮下脂肪をためやすくなるため、月のように顔が丸くなるムーンフェイスなども出現。
・ステロイドが持つ免疫抑制作用により、抵抗力が弱まり、感染症にかかりやすくなる。
(ヘルペス、カポジ水痘様発疹症など)
・短期でも多量に使用したり、長期に使用した場合は、
白内障、緑内障などの眼障害も発症しやすいという説も。
これらの副作用は、ステロイド剤の強さ、使用期間、使用部位によって、その現れ方は異なります。
より強いステロイドを、長期間、吸収のよい部位に塗った場合は、より顕著です。
私も、ステロイド離脱に踏み切った時点で、
酒差様皮膚炎、赤ら顔、てかてか肌、チリメンじわ、象の肌、色素沈着、頭髪の脱毛、生理不順があり、
加えて、「異常発汗発作」とでも名付けましょうか、突然汗が噴き出し、震えが襲ってくるという
原因不明の発作に見舞われていました。
ステロイド剤服用による副作用
<軽い副作用>
・顔が丸くなるムーンフェイス ・首が太くなる ・むくみが出る ・胃腸疾患
・生理不順 ・多毛になる ・ニキビができやすい ・不眠症 ・血圧上昇
<重い副作用>
・糖尿病 ・消化器に潰瘍ができる ・骨がもろくなり、骨折しやすくなる
・うつ病、総合失調症(以前の精神分裂病)などの精神障害をきたす
・重症感染症を引き起こす
これらの副作用は、長期に渡って、ステロイド剤の内服、注射、点滴を受けてきた人に多く発症しやすい。
私も、特発性血小板減少性紫斑病にかかり、ステロイド剤を1年間内服した時は、ムーンフェイスになりました。
参考文献:「アトピー性皮膚炎の治し方がわかる本」 かんき出版
医学博士 青木利弘監修・全国アトピー友の会会長 小川秀夫著
「アトピー性皮膚炎に克つ温泉療法」 現代書林
ニチイメディカルセンター 小川秀夫著