海乃山 青空の楽釣見聞録
立春も過ぎ、暦の上では春となりますが、寒くてつめた〜い冬はいまだ続いております。3月の声を聞けば陽射しもかなり暖かくなって春に向かっている季節を肌で感じられると思います。もう少しの辛抱ですネ。
 さァ〜て、皆さんは釣りに行ってますかぁ?青空は軟弱な釣り師なので、寒い時期(釣果もさむ〜くなるし)はこたつの中で猫みたいにまる〜くなっています。犬のように庭を駆け回るなんてことはとてもできません。お魚は犬よりもっとスゴイですネ。この冷たい水の中で暮らしていますから(あたり前かァ)。それと今の時期、お魚の大半は沖や深場に落ちています。昨今は釣りの技術と仕掛け、集魚材等の進歩で厳寒気でもチヌなどが仕留められるようになってきていますが、それも条件に恵まれた釣り場(水深があるとか渡船利用の沖波止など)によります。普通お手軽に行ける波止釣り場では、シーズンオフ的な季節になっています(ベテランの中にはファミリーフィッシングがなく、静かで波止が空いていて嬉しいという人もいますが)。でも、そんなことばかりいってられない、ちゃんと「波止釣り紀行」の記事を作らなきゃいけません。
てな訳で今回は須磨浦海岸の西端に位置する須磨浦漁港を見ていきたいと思います。立地条件(砂浜の海岸にあるので)からどうしても投げ釣りが知られるところで、昨年の秋には毎週水曜日発売の「某釣り週間誌」に神明の早場ガレイ釣り場のピカイチポイントとして紹介されました。新聞・雑誌等で記事になるとその後、バァーッと釣り師が殺到して釣り荒れてしまうことも多々あります。青空が行ったのは昨年の12月1日でしたが、やはり投げ釣りの人が大半でした。でも、思ったより空いていました。もうあの時はカレイの時期が一旦終わっていたのかも知れません。
 冬場は春に向けて仕掛け作りや道具の手入れを入念に済ませられる時期でもありますが、ここはひとつ花見ガレイのシーズンに向けて今のうちから下見的な意味も含めて行ってまいりました。
 タイトル部分の写真は昨夏に須磨浦公園八伏山上から撮影したものですが、全貌が判りやすいので使いました。一番下に見える(陸から白いパイプみたいなのが延びていて沖にどっかと大きな構築物がある)のが土砂運搬のベルトコンベアーです。そしてそのすぐ上に見えるのが須磨浦漁港です。大小二つの堤防がはっきりと判かります。トイレなどの設備もない小さな漁港ですが投げ釣りはもちろん、波止釣りも十分楽しめる釣り場です。
 前回の「須磨海づり公園」はここの西に位置し、土砂運搬のベルトコンベアーのフェンスの後を伝って歩いていくと一ノ谷海岸と須磨海づり公園に行くことができます。また昨年の夏に紹介した「千守突堤」はここの海岸を東に歩いて行けばすぐにあります。この千守突堤を過ぎ須磨浦海岸をさらに東に行くと、須磨海浜水遊園の隣、妙法寺川河口の埋立地にも港がありますが、あちらは須磨港ですので混同しないでください。その須磨港は昭和38年(管理人さんは確かまだ生まれてないはず)に淡路島の東浦町の大磯港を45分で結ぶ航路が運航されましたが、平成10年4月開通の明石海峡大橋の完成により廃止されました。
 ではこれから須磨浦漁港に行きましょう。まず、背後にフェンスで遮られて入れないようになっています。でもそんなことは気にしないでよじ登ります、というのはウソです(本当にフェンスから入らないでください)。ちゃんと一番東側(東防波堤の根元付近)が一箇所だけ空いているのでそこから入れるようになっています。
 ここにまず沖向きに足場も良くファミリーフィッシングにも最適な小さな防波堤が伸びていますが、その東防波堤の根元付近から漁港の護岸沿いを西に歩いていくと西防波堤に突きあたります。
漁港の北西から延び先端の手前で東に折れ曲がるこの堤防は外向きがかなり高くなっており外向き一帯にテトラがびっしりと積まれています。外向きに上がるためには根元部分が低めになっているので、ここからしか登ることはできません。内向きの低い波止を行き途中で外向きに登ろうとしても徐々に高低差がついてきて、はしご等がないので上がることができません。
 根元部分でも投げ釣りをしています。この付近なら外向きの堤防も低いので、何本もの竿が立て掛けられています。
 毎週水曜日発売の某週刊誌の記事によれば波止先端付近よりも手前側の方が良いらしく、西にあるベルトコンベアーに向かってキャストするようです。この日もそういえば、波止のカーブより手前のテトラ上から西向きへキャストする投げ釣り師がほとんどでした。
 また、潮流が複雑に動きだすと時合らしく、30cmオーバーどころか40cmクラスも十分狙えるポイントのようです。但し、秋の早場ガレイの季節も過ぎた1〜2月の厳寒期はカレイのアタリもかなり遠いと思いますので、次の花見ガレイの時期にチャレンジするほうが確率は高いんじゃぁないでしょうか。

北西から延び、東に折れ曲がる西防波堤を根元付近から撮影しています。外向きはびっしりとテトラがあります。足場が悪いほどではないですが大き目のテトラ
なのでくれぐれも注意してください。
高くなっている外向きは幅がないので釣り人が置いている竿やタックルボックスに注意しながら先端方向に進んで行きます。
テトラの上に竿掛けを置いている投げ釣り師が目立ちますが、穴釣りや探り釣りの人もたまに見かけます。結構根掛かりが多いと聞きましたので注意してください。
 途中から東に向かって折れ曲がっているカーブを過ぎるとすぐに先端に到着します。内・外向きとも先端は立ち入り禁止でフェンスで囲われています。
 先端より少し手前のテトラではフカセ師が竿を出していました。およそ10mほど前方にマキエをしていましたが、チヌ狙いなんでしょうか。潮通しも良いところなのでチヌやグレもきっといるはずなので、一度青空もチャレンジしてみようと思っています。
 高いところから内向き(写真2)を見るとズボ釣りとウキ釣りの人がほとんどのようです。ここなら潮通しもいいので、秋にはカワハギが釣れる雰囲気があります。

西防波堤外向き先端付近より低くなっている内向きを撮影しています。内向きは足場もよくスペースも広い。
最初にもちょっとふれた東防波堤に戻ってみます。ここは足場も良くファミリーフィッシングにはもってこいの波止です。ここも先端部分はフェンスがあって立ち入り禁止になっています。
 この東防波堤(写真3)では外(東)向きで釣るのが普通で、投げ釣りならキスやカレイ、テンコチが釣れます。その他では夏頃からサビキのアジ釣りで賑わい、根魚、カワハギ、サンバソウなど。青空は探り釣りでクサフグに悩まされながらアブラメ(アイナメ)とチャリコを釣ったことがあります。チョイ投げを置き竿にしてサビキやウキ釣りをする人も多いようです。セイゴ(ハネ)やチヌも釣れるとは思いますが、行った回数もわずかなので見たことはありません。

東防波堤の先端部分。夏から秋のサビキシーズンにはファミリーで来られる人たちで、結構満員になります。奥に見えているのは、九つあるうちの最西端になる沖の一文字。右(西)向きが漁港内になります。

須磨浦漁港とは違いますが、JR須磨駅前にある堤防。「門」字型に東西に二つあるうちのこちらは西側の堤防です。沖に向かっての投げ釣りでカレイ。ウキ釣りでミニメバルが釣れていました。先端付近に沈みテトラがあります。
須磨浦漁港とは違いますがJR須磨駅前にも堤防があります。昨年紹介した千守突堤の時にマップには登場してましたが、写真等は載せられなかったのでこの機会に紹介します。
 JR須磨駅は海岸の砂浜に建っているようなものですが、ちょうどその駅前にあって沖向きに「門」の字型になった二つの小さな堤防です。写真4は西側の堤防です。この日は先端から投げ釣りをしている人が、手のひらクラスのマコガレイをあげていました。その人の話では、今日は良くないが今季のカレイはよく釣れているという話でした。この話は昨年の12月1日ですが、彼はこの2週間前に塩屋海岸でカレイを短時間に6枚あげたそうです。
 また、毎月10日発売の釣りの月刊誌にも11月26日に西舞子で50.6cmのイシガレイを釣ったという記事が踊っていました。今季はカレイの当り年なのかも…。花見ガレイに大いに期待したいものです。

【交通】
 JR「須磨駅」下車西へ徒歩約5分又は山陽電鉄「須磨」駅下車、徒歩約10分。
 車の場合、三宮・大阪方面より阪神高速若宮I.C.西へ約5分。姫路・加古川方面より第2神明須磨I.C.南へ約10分。付近には駐車場はありません。駐車場は須磨浦公園駐車場(有料)等をご利用ください。