PNG (Portable Network Graphics) Specification, Version 1.2


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11. 用語解説

ab or a^b
累乗; ab 乗する。0 にどのような整数を累乗しても 0 であることに注意してください。C のプログラマはこれを排他OR演算の表示と読み間違えないように注意するべきです。

Alpha
ピクセルの透明度を表現する値。より大きな透明度のピクセルは、与えられるイメージが背景を隠す割合が少なくなります。PNG では、αは本当は不透明度であり、α 0 は完全に透明なピクセルを表現し、α最大値は完全に不透明なピクセルを表現します。しかし、多くの人々は、αを透明度の情報を与えるものだと呼び、不透明度の情報を与えるものだとは呼びませんので、ここではその習慣を続けます。

Ancillary chunk
付加的な情報を与えるチャンク。デコーダはそのチャンクを処理せずとも、可能な限り最良であるとは限りませんが、意味のあるイメージを生成することができますが、

Bit depth
パレットインデックスあたりのビット数(インデックスカラーの PNG )もしくあh、サンプルあたりのビット数(ほかのカラータイプ)。これは IHDR に現れる値と同じです。

Byte
8-bit; octet とも呼ばれます。

Channel
イメージ中で同じ種類のすべてのサンプルのセット; たとえば、トゥルーカラーイメージ中のすべての青のサンプル。("component" という用語も使われますがこの仕様書では使われません)。サンプルはチャンネルとピクセルの交差点です。

Chromaticity
輝度の情報を除き正確に色を指定する対の値 x,y

Chunk
PNG ファイルの部分。それぞれのチャンクはそのチャンク形式名によって指示される形式を持っています。多くのチャンク形式はデータを含みます。チャンク中のデータの形式と意味は形式名によって決定されます。

CIE
International Commission on Illumination (Commission Internationale de l'Éclairage)。

CIE XYZ
それぞれの構成要素が視覚上のスペクトラムに対する荷重分布の合計である装置に依存しない色空間。Y 要素は光度(下記参照)。

CIE LAB
視覚上の直線的な色空間。

Composite
動詞として、手前のイメージと背景のイメージを透明度の情報によって決定される背景の見え方を使ってイメージを生成すること。手前のイメージは背景に"composited against"と言う。

CRC
Cyclic Redundancy Check。CRC は伝送エラーを捕まえるためにデザインされたチェック値の形式。デコーダは CRC を受け取ったデータに対して計算し、エンコーダが計算しデータに添付された CRC と比較する。不一致はデータが輸送過程で破損したことを示しています。

Critical chunk
PNG ファイルから意味のあるイメージを生成するためにデコーダによって理解され処理される必要のあるチャンク。

CRT
Cathode Ray Tube: コンピュータの表示装置の一般的な形式。

Datastream
バイトの連続。この用語は "file" というよりむしろ、ファイルの一部分にすぎないバイトの連続を表すために使われます。PNG イメージが "on-the-fly" で、ファイルに保存されることなく、生成され、消滅するかもしれないことを強調しています。

Deflate
標準的な PNG ファイルや、zip, gzip, pkzip, そのほかの圧縮プログラムに使われる圧縮アルゴリズムの名前。Deflate は圧縮手法 LZ77 ファミリーの一部です。

Filter
圧縮性を改善するようにイメージデータに適用される変換。PNG は可逆フィルターアルゴリズムのみを使います。

Frame buffer
コンピュータディスプレイによって表示されるイメージの最終的なデジタルな保存場所。ソフトウェアはイメージをフレームバッファにロードすることによってスクリーン上に表示させます。

Gamma
略式には、イメージ中の中間レベルの色調の明るさの指標。この仕様書の外部では、"gammma" という用語はイメージが流れる過程の変換関数の指数関数の指数として使われます:
   output = input ^ gamma

ここで、入力・出力ともに、0 から 1 の範囲になっています。この仕様書では、γは具体的には表示出力からイメージサンプルの関数を参照します。

Grayscale
それぞれのピクセルが1つのサンプル値で表現され全体が輝度(黒から白のスケールで)で表現されるイメージ。PNG はグレイスケールのイメージにもそれぞれのピクセルにαサンプルを保存することができます。

Indexed color
パレットもしくはルックアップテーブルのインデックスであるひとつのサンプルによってそれおぞれのピクセルが表現されるイメージの表現。選択されたパレットエントリがピクセルの実際の色を定義しています。

Intensity
単位面積あたりに表面に入力もしくは出力される光量。たいてい、最大の強度で割ることで 0 から 1 の範囲に規格化されます。

Lossless compression
ビットごとに厳密に元のデータを再構成できることを保証したデータの圧縮手法。

Lossy compression
厳密と言うよりは近似的に元のデータを再構成するデータの圧縮手法。

LSB
複数バイト値で最も意味の小さいバイト。

Luminance
感知した色の明るさもしくはグレイスケールレベル。輝度と色度はともに感知した色を完全に定義します。

LUT
ルックアップテーブル。一般的に、テーブルはデータを変換するために使います。フレームバッファのハードウェアでは、LUT はインデックスカラーのピクセルを選択されたトゥルーカラーの値のセットに配置するためや、γ補正の演算に使うことができます。ソフトウェアでは、LUT は一変数の数学的な関数を実装する高速な方法として使うことができます。

MSB
複数バイト値で最も意味の大きいバイト。

Palette
インデックスカラーのイメージで利用可能な色のセット。PNG では、パレットは赤緑青のサンプルによって定義される色の配列です。(α値も tRNS チャンクによってパレットエントリに定義することができます)

Pixel
イメージ中のひとつのグリッド点にたいして保存される情報。完全なイメージはピクセルの矩形の配列です。

PNG editor
PNG ファイルを修正し、認識できないチャンクに含まれる補助情報を維持するプログラム。そのようなプログラムは Chunk Ordering Rules によって与えられる規則に従わなければなりません。

Sample
イメージデータ中の1つの数; たとえば、ピクセルの赤の値。ピクセルは1つ以上のサンプルによって構成されます。物理的なデータのレイアウトを議論するときは(とくに、 Image layout では)、"sample" はイメージの配列中に保存される数値を意味しています。その文脈中では "sample or palette index" と言ったふおが読みにくいですがより適切です。この仕様書の他の場所では、"sample" は色の値もしくはαの値を意味しています。インデックスカラーの場合では、それらはパレットインデックスではなくパレットエントリです。

Sample depth
色の値とαの値の bit での精度。インデックスカラーの PNG では、サンプル深度は PLTE の定義によって常に 8 です。ほかのカラータイプでは、ビット深度と同じです。

Scanline
イメージ中の水平なピクセルの一列。

Truecolor
それぞれのピクセルに対して赤、緑、青の強度の表現である3つのサンプルを保存することでピクセルの色を定義するイメージの表現。PNG はトゥルーカラーイメージのそれぞれのピクセルにもαのサンプルを保存することができます。

White point
コンピュータディスプレイの通常の白の値の色度。

zlib
deflate 形式を使って圧縮されたデータのための特殊なフォーマット。この手法を実装したライブラリの名前でもある。PNG の実装には zlib ライブラリを必要としませんが、圧縮されたデータはそのフォーマットに適合する必要があります。

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