このお話は、お友達のブログかばみーランド♪なんでも日記で、かばみー♪さんが、
リューを主役にお話を作ってくれたものです。
ご了解を得て、私のホームページに掲載させていただいています。
ですから、著作権はかばみー♪さんにありますのでご注意下さい。

では、お話を、お楽しみ下さい
宝物、みつけた
作 かばみー♪さん
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宝物、みつけた  (第1話)
「わかったよ!じゃあその時間に!」


「アハハ、ママー!どらが寝言いってるよ〜」


やばい!つい声が出てしまった。
ナスミーに聞かれたか?

いや、理解はしてないらしい。

ボクはどら
ミニチュアピンシャーという犬だ。
チビだが、もうすぐ2歳になるオスだ。


犬って言うのは、昼間寝ているように見せかけて
実は仲間と念力で通信をしているのだ。



ボクの通信相手はもっぱら関西方面に住む、
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの「リュー兄さん」


ボクはまだ未熟だから、通信能力に優れているリュー兄さんから強い念力を送ってもらわないと通信できない。


リュー兄さんは3歳だが、他の犬より断然強い念力が飛ばせるスーパー念力犬なのさ。


今回はリュー兄さんがあんまりビックリすることを言ったからつい声が出ちまった。





・・・・待ち合わせは3日後の午前10時。
それまで邪魔が入らないように注意しなければ。








「おーい。どら!こっちだ」


リュー兄さんの声がするが姿が無い。


匂いで探してみると高校生くらいの男の子にたどり着いた。
リューの飼い主か?

いや違うはずだ。



「おそかったなあ」その高校生が声を掛けてきた。


「ええっ?!」

通信で言っていたことは本当だったのだ。

リュー兄さんは人間の姿に変身している!!


ジーンズを履き、白地に黒のミッキーマウス柄のトレーナー、頭にはマフラー付きの毛糸の帽子を被っている。

手には小さい布の袋。




「リュー、言ってた事本当たっだんだね・・・」


驚いたボクがじっと見つめると


「本当だって何度も言っただろう。さて、計画を実行する。
準備はできてるか?」


「うん。ボク言われたとおりに出来るよ。」


「よし、じゃあ出発しよう!」


ボク達は「普通に犬の散歩をするフリ」をして目的地に向かった。

なにげないように見えて、フリというのは結構大変だ。
肩が凝ってきた。


なんで新潟に住むボクが関西に居るリュー兄さんの
お供をしているかって?

それには深いわけがあるんだ。




3日間前の通信でボクはとんでもない事を聞いた。





少し前にリュー兄さんは、プーさんの付いた
黄色い毛糸の帽子をかぶせてもらったらしい。

それは、リュー兄さんのママが友達から貰ったらしいが
その帽子には、すごい秘密があったんだ!




「ほーら、リュー。かわいい帽子貰ったよ〜かぶってごらんよ。」

「ママ、リューちゃんなかなか似合うねー。あはははは」

オレに帽子を被せて、ママとおばあちゃんはご機嫌だ。
実は、犬というのは人間の言っている事が全て理解できる。

ただ、やりたくない事は無視するし、言葉で返事が出来ないだけで、犬語ではちゃんと返事をしているのだ。



しかし、この帽子とやら、サイズはピッタリで暖かい。しかも似合う。

でも、噛みたくてしょうがない。
コレは脱いで噛んだり、ちぎったりして遊ぶおもちゃじゃないのか?

しかも、この帽子とやら、なんだか他の犬の
魅力的な匂いがするみたいだ。


気になる・・・ちぎって確認しなければ。




いや、待て。2人が喜ぶのを見るのがオレの幸せだ。
やっぱり、しばらく被っていよう。


ん?このボンボンは何だ?


2人が目を離した隙に
オレは黄色いボンボンを揺らしてみた。




      ギューーーーーーーン



急に視点が高くなった!!



ふと振り向いて鏡を見たら

・・・・・・オレは人間になっていた。




「ヤバイっ!」とっさにオレは帽子を脱いだ。

・・・この帽子、人間の姿に変身できる!!!




その事がわかって、何度かオレは確認をした。

これが噂で聞いたことのある、変身帽子か・・・



          つづく
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